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三六 イエズスは水をぶどう酒に変えられた
ある時、ガリラヤのカナという所で結婚のお祝いがありました。マリアさまはそこにいましたが、ちょうどそのとき、イエズスさまも弟子たちも、そのお祝いに招かれていました。
宴会の時間がたつにつれて、ぶどう酒がなくなってしまいました。マリアさまはこれをごらんになって気の毒に思い、イエズスさまに、「もうぶどう酒がなくなってしまいました」と知らせました。イエズスさまは、そとにおいてあった六つの大きな石の水がめをさして、しもべたちに、「かめに水をいっぱい入れなさい」と言われました。しもべたちがかめの口のところまでいっぱい水を入れると、こんどは「さあ、それをくんで料理がしらの所へ持って行きなさい」とおっしゃいました。料理がしらが一口なめてみると、それはりっぱなぶどう酒になっていました。
こうしてイエズスさまは、ご自分の全能の力を示されたので、このときから弟子たちは、いっそうイエズスさまを信じるようになりました。
一 イエズスさまは、数々の奇跡をなさいました。そのことからも、イエズスさまはほんとうに全能の神さまのおん子であることがわかります。
二 イエズスさまは結婚をも秘跡のうちに加えられました。それは、夫婦が神さまのお助けをいただいて、自分たちのつとめをよく果たすことができるためです。